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26: クエッション 2019/08/27(火) 12:37:03.55
1:
うちのお袋はまだ70手前で元気に生きてるけれど、口を酸っぱくして言う遺言があるのよ。

「いかなる理由があろうともA(地名ね)の我が家には住んではならない。これは遺言である」って。お袋、遺言の定義を絶対わかってねえなあとか思うけれどまあ良しとしよう。

Aの我が家っていわゆる建売の新興住宅地。どこにでもあるようなそんな新興の住宅地。1970年代の終わりにうちの親父がこの一区画を買って、俺は生まれたときからそこに住んでいたわけだ。当然まわりも若い家族や同年代くらいの子どもたちが多く入居してくる、と。

no title
●が我が家。 周りの□は一緒に開発された建売の家。なんとなくイメージつくと嬉しい。


結論から書こう。このブロックは「40前後の男性が3年おきに死ぬ」んだ。

27: クエッション 2019/08/27(火) 12:37:50.01
2:
1人目:1木さんちのお父さん 死因ー心臓発作だか脳関係? 年齢38だか39 俺が幼稚園の年長のとき。
家の場所を図にするとこんな感じ。

no title
●が我が家で、■が1木さん

これが原因かはわからないけれど、この一家はホントに荒んでいくんだよね。1木さんの奥さんがすげえヒステリックな方で、家がすぐ隣だから大声出せば聞こえるのだけど、この奥さんがものすごい金切り声で子どもを叱るんだ。それもほぼ毎日のペースで。
時には何かモノを投げる音も聞こえてきたり。
俺が小学校時代はそんなの日常的に聞いていて、子供のほうが中学に入った頃には応戦できるようになって余計にひどくなったり。

うちのお袋がさすがに本気で通報を迷うことも多かったけど、このヒステリックな1木さんの奥さんて、結構我が家にも細かいことで文句をいいにくるんだよね。おたくの庭の枝がうちの庭に少しかかるとかなんだかんだとかで。
だから、お袋はスゲー嫌ってて「1木さんちには関わらない」というのが基本的な方針だから。
それで1木さんちの子供は俺の少し上の女の子なんだけど、やっぱり中学くらいからわかりやすくグレて、そのまま25歳のときに懲役を食らう犯罪者になるんだ。さすがにあれだけ家庭が荒めばそれも仕方ないと思う。

28: クエッション 2019/08/27(火) 12:39:17.51
3:
2人目:2本さん。死因-聞いてないけれど病気系。年齢40 おれが小学校3年生。
場所は1木さんの隣で、うちから隣の隣の2本さん

no title
●が我が家で、■が2本さん

2本さんは粋でいなせなおっちゃん。本当に良い人だった。子供心にもとても好きなおっちゃん。俺が「こんちは!」なんて言うと
「おう!ユー坊!(あ、おれの名前ね)飯は食ったか!どれ、ダッコしてやろう!」なんて言ってくれるから「俺はもう小学生なんだぜー!」とか俺は返したり。
ダッコされたらされたで、ちょっと嬉しいのは秘密。
よく休日に近くの公園で遊んでいると「娘が受験だから家にいらんない!」なんて一緒に遊んでくれたことをよく覚えてる。親しい人が亡くなったのはこの2本のおっちゃんが最初。
2本さんの子どもは亡くなった時で高校生のお姉さん。綺麗な人で、初恋があるとすればもしかしたらこのお姉さん。
お袋曰く、俺はよく遊んでもらったらしいけれど、俺はそれをあんまり覚えてない。
いわゆる、近所の憧れのお姉さん?みたいなかんじのひと。
いまアラフィフか。幸せになってるといいな。

29: クエッション 2019/08/27(火) 12:40:14.99
4:
3人目:3田さん 死因-これも病気と聞いてる。年齢45くらい。俺が小学校6年生のとき。
場所は我が家の逆隣。

no title
●が我が家で、■が3田さん

3田さんは子どももいなかったし、小学校入るくらいまでは接点も少なくてわりと未知の住民って印象が俺が小さい頃はあったけれど、何かで話した時に膝を折って「ユー君」なんてね、すげえ優しい人だなーって思った。
それからはお祭りとかでも良く会うし、とても良いお隣さんだったと思う。
この人との思い出はめっちゃ多い。けど、一番の思い出はアンパンマンだな。いつからか会うと必ず俺は「アンパンマン見てる人!?」って聞くんだ。すると3田さんは「はい!」なんて手を挙げて返事してくれる。
それで俺は「えー!大人なのにー?」なんて笑って返すルーティンがあったんだな。
でもある日、今にして思えば最後の入院の前に同じように聞いたら「ユー君、ごめんね、実はアンパンマン見てないんだ」なんて言ってさ。別に単なるルーティンだから見てるか見てないかなんて重要じゃなかったけれど、(というか本当に見てるとも思っていなかったし)
子ども心に「勇気のあるとても偉い人だな」って思った。きっと些細なことだけど、死期をある程度分かっていて嘘をついたまま逝きたくなかったのかも。
あとから聞いたことであるけれど、実は子どもに関してはちょっとご事情があったと聞いた。だから俺を含む子どもには特に優しくしてくれていたのかもしれない。

30: クエッション 2019/08/27(火) 12:40:46.65
5:
4人目:4水さん 死因-脳梗塞。年齢40過ぎ 俺が中学校3年生
場所はうちの庭向こうの隣。

no title
●が我が家で、■が4水さん

4水さんちは、俺の二階の部屋からお風呂場の窓が見えるのよ。ここの子供は俺の1個上のお姉さんと2個下の弟がいてね。お姉さんがお風呂場でよく歌うんだ。夏なんかは窓を少しあけるじゃない?だから歌がよく聞こえるの。
もちろんお風呂の中までは見えないんだけど、やりたい盛りの俺は中を想像してピュッとしたもんだ。いま考えりゃあ、何故これがおかずになったかがよくわからんのだが。いや、余計な話だな。

それでまあさすがに不気味になるわけだ。3人までならまだ"疑惑”ですむけれど、3年おきに40前後の働き盛りの男が4人続けてだからね。”疑惑”ってわけにもいかないじゃない。そんなだからうちの町会で「お祓いでも」となったわけだ。
実際にうちのブロックに神主さんを呼んでお祓いをしたらしい。 カシコミカシコミ・・・ハライタマエ、キヨメタマエってやつ。

31: クエッション 2019/08/27(火) 12:41:15.03
6:
5人目:俺の親父。死因-ガン。年齢43歳 俺が高校3年生の夏
ガンと診断されてから亡くなるまでは半年ほどだった。見つかった時にはもう手術不可だったみたい。

=====道路
□□□□□□
□□●□□□
=====道路

とってつけた様に俺の苗字を「5トウ」ということにしておこう。なんつうか、あれだよ、四十九日を迎えたあたりで本当に思ったのは「あぁ5人目はうちの親父だったかぁ」って。
もちろん悲しみは大きいんだけど、なんつかそれ以上に諦めというかなんというか。まあそれで我が家は気味が悪いからということで、俺が高校卒業&大学一人暮らしだし、お袋も独りになるしということで我が家は引っ越し。

けれども話はまだ続く。

32: クエッション 2019/08/27(火) 12:42:01.17
7:
6人目:6ッキーさん。死因-ガン 年齢39 俺が大学3年生
「アンパンマン見てる人」の3田さんの亡くなった後、その家に入られたアメリカの方。

no title
●が元・我が家で、■が6ッキーさん

6ッキーさんは俺が中学校入ったころに3田さんの家に越して来られた方。奥様はエイドリアンではなくて日本人。
お隣だから中学・高校と英語の勉強を本当によく教えてもらったし、おかげで英語はわりと得意。ニューヨーク訛りでDIYが得意でそしてパーティーの好きな陽気な方。日本語はほとんど喋れないんだけど、気さくな人でね。
ホームパーティー呼ばれたり、休日にDIYを覗いたり、たまに手伝ったりするとお菓子とお茶をご馳走してくれたり。本当に素敵な人だった。それだけに6ッキーさんの訃報に接したときは本当に衝撃だった。

「あいつは日本人でも外国人でも構わずに連れていくのかよ!」と本気で思った。
あいつ?と思ってくれた?そう。「あいつ」なんだよ。

33: クエッション 2019/08/27(火) 12:42:39.64
8:
親父が死んでから実は我が家でははっきりと「あいつ」を認識してたんだ。 親父を連れ去ったのは「あいつ」だと。
うちの台所に窓があるんだけどね。ちょっと曇りガラスの。いつからかうちの窓は雨が降ると、女の顔がハッキリとシルエットで浮かび上がるのよ。
そしてそれはどう見ても「睨む女」のシルエットなんだよ。

お袋も不気味に思って布巾で何度も何度も、表も裏も拭くんだよ。お掃除スプレー的なものも使って拭いてた。 けど何度拭いても雨が降ると「睨む女」は我が家の台所の窓に浮かび上がるんだ。
なくなった今だからわかるけど、きっとその「睨む女」が悪さしてたんだと思う。 時期的にも記憶にある限り、浮かび上がり始めたのは親父が死ぬ1年か2年くらい前からだったし。

まあとにかくそんなわけでお袋は「あの家には住むな」と口酸っぱく言うわけだ。早死にされてもかなわんってね。

34: クエッション 2019/08/27(火) 12:43:06.89
9:
その後大学を出て社会人になり、それから何年かして俺が結婚した後に、嫁に俺が育ったAの場所を見せたいっていうのでドライブデートがてら車で行ったことがあるんだ。

うちもまだ家を売らずに賃貸に出して、おれが高校を出てから1人暮らしの知らないお婆ちゃんに貸してるんだけど。
俺は外観を見れればそれでよかったから、Aの家の前で車を止めて、「あそこがトイレで、あの二階の部屋が俺の部屋で…」なんて嫁に説明していたら中から借り主のお婆ちゃん出てきて。
「あ、前に住んでいた5トウと申します。用はないのですが、外観を嫁に見せたかっただけです、すいません」
なんて言ってたら、お婆ちゃん話し相手が欲しかったのか家に上げてくれてさ。俺が昔住んでいた家に。まあ一応大家の息子だし、ついでに嫁もいたからそこまで怪しく思われなかったかな。
高校の卒業以来一度も入ってない生まれ育った我が家ですよ。

35: クエッション 2019/08/27(火) 12:43:41.10
10:
10年ぶり位だからなんとなく感傷に浸ってさ、そいで世間話みたいのしてたら、おばあちゃんお茶のお代わりくれようと台所に行ったんだな。
それでふっと台所の窓に浮かぶ「睨む女」を思い出してさ。

「そういえばお婆ちゃん、台所の窓に変な模様が浮かび上がらない?」って聞いたら、ピンと来たんだか来ないんだか。
よくわかんねえから「ならいいんです」って言ったんだけど、おばあちゃんから「話してごらん」っていうから…だから、薄気味悪い話で申し訳ないけれどって前置きして全部話したんだ。
3年おきに40歳前後の男が死ぬこと、親父が死ぬちょっと前くらいから我が家の窓に睨む女の顔があったこと。我が家の親父もご存じの通りであること。
対象は40歳前後の男性だからおばあちゃんは多分大丈夫であること、まあここに書いたようなことをざーっと話したんだ。「まあ……だから、ちょっと気になって」って言って。

話を聞いてお婆ちゃんは一言。「あの女は死んだよ」だって。

ハテナ?だよね。あの女??死んだ?いや、むしろ死ぬ前は生きていた?? と混乱をするわけだ。

36: クエッション 2019/08/27(火) 12:44:27.88
11:
お婆ちゃんが言うには 「その窓に浮かび上がったのは隣の1木さんの奥さんだ。あの女の生霊だろう。人の幸せを妬んで妬んで。娘が刑務所に入ってから何年かした夏に死んだよ」だって。
そして「早くに旦那さんを亡くしたらしいじゃないか、他人の幸せな生活が許せなかったんだろう。でも大丈夫。もう死んだ。誰にも看取られず、ひっそりと家で死んでた。
この婆ちゃんが匂いで気がついて通報したからそれは間違いない」って。 なんでだろう、それを聞いてやるせなくなってさ。
「そう……ですか」しかいえなくてね。そんなんで帰ったのを覚えている。


帰りの車の中で「なんでそんなに人の幸せが憎いんだろう」って言ったらさ。


助手席の嫁が「さっきユーちゃんの話を聞いて思ったのはね。1木さん、人の幸せが憎かったっていうよりもさ、、、
上手く言えないけど、、、何人を呪い殺してもね、ユーちゃんの家みたいに団結して前を向いて、そして不幸を受け止めて。
それでどこの家も壊れていかないことが1木さんにとって、一番こたえたんじゃないかな。
同じことが起こったのに、同じようにならないから。だから余計に次、次って……」だって。

案外そうなのかもしれないし、もしかしたら全然違うのかもしれない。

もはや確認する術なんてないけどその時なんとなく思ったのは、
小さい頃から1木さんの奥さんはやっぱり怖いって印象しかなかったから挨拶以外に話したことなかったけれど、それでも何か声をかけてあげたかったなって。

37: クエッション 2019/08/27(火) 12:44:58.79
12:
で、金曜日に幼稚園からの同級生というか幼馴染で、住んでいるところも同じブロックだった奴と飲み会したんだ。
勤め先も近くはないけど、通勤の乗換え駅が同じっていうのもあっていまだに定期的に飲むんだ。お互いに家族ができてからも、家族ぐるみでも仲は良い。
お互いの子供の年も近いし。だから普通に二人だけでも1カ月に1回は飲むし、お互いの家族を交えても飲む。
まああいつは親父さんお袋さんと実家で同居だからね、家族でメシ食う時はうちまで出てきてもらうことが多いけれど。
あ、最後にそいつの家の場所を書いておこう。

no title
●が元・我が家で、■が幼馴染

38: クエッション 2019/08/27(火) 12:45:28.81
13:
こいつとの飲み会はいつも本当に楽しい。お互い40年近い付き合いになるから、気心なんて知り尽くしているわけで。
だからお互いに夫として父として、あるいは中堅の会社員として、お互いの家族のことや仕事のこと、相談という名の愚痴の場合もあるし、あるい共通の趣味が釣りなんだけどその情報交換だったり。
毎度毎度そんな楽しい飲み会だ。その飲み会の最中に何気ない話題のひとつとして俺は聞いたよ。

「週末はどうするんだ?チビ共連れてどっか行くのか?」

「いやー明日は嫁に家の大掃除を命令されてる。なんか嫁が窓を掃除してくれってうるせえんだよ。
だから窓拭きスプレーとかさっき買ってきた。子供らは女の人が睨んでいる窓っていってビビるしさ」


背筋が凍った。

39: クエッション 2019/08/27(火) 12:46:44.11
14:
実はこれが一昨年の話。結論から言えばそれからすぐに奥さんと子どもと引っ越したんだな。築浅のマンション見つけて、あっという間に引っ越して。
そんでローン抱えてヒーコラやりはじめてよ。それから半年くらいかなぁ去年の健康診断でそいつ、ガンが見つかったんだ。

でも不幸中の幸いってやつがまだ外科手術が可能なステージでその手術が上手くいったんだな。
ガバーッていう手術じゃなくて、もっとこう最先端的な手術、(というのが本人の談だけど。)それでまあ快気祝いってことで、久しぶりに二人でメシを食ったんだ。
そいつはボソっと言ったよ「あのままAの家に住んでいたとしたら……どうなっていたかわかんないね」って。

親父のことも思い出して、返す言葉なくてさ、なんとなくシンミリしていたらさ
「それに俺、ガンの確定診断もらったからマンションのローン免除だし!いえーい!調査されまくったけれどな!」
なんて言い出すんだわ。もうね、憎めない奴だろ?

そしたらさ、また真面目に「ユー、お前いつかの飲み会かで話しただろう?その睨む女のはなし。実は引越し前によく夢を見た。
1木さんの奥さんから逃げる夢だ。なんで逃げているか、なんで追ってくるかも知らない。とにかく俺は逃げている夢を2〜3回か見た。
すごい形相で追いかける1木さんの奥さんから。お前の話も聞いていたし、それで引越しを決めたんだ」って言うんだよ。


もう見ないそうだし、あまりこの事について調べるつもりもないらしい。
いろいろ思うことはあるけれど、Aの家には住まないってことだけ改めて誓った今日この頃。

本当は思うことはあるけれど、終わり。聞いてくれてありがとう

88: クエッション 2019/08/29(木) 20:08:20.43
>>39
ありがとう

48: クエッション 2019/08/28(水) 01:45:37.34
>>39
面白かったよ

44: クエッション 2019/08/27(火) 17:47:56.08
>>39
まあ面白かったす
当事者としてはたいへんだな

42: クエッション 2019/08/27(火) 15:25:46.89
そんなに怖くないかもしれないけど実体験を…

小学校低学年くらいのとき、トイレの花子さんが流行っていた
そこで自分達の学校にも花子さんがいるんじゃないかとクラスの何人かで女子トイレに行った。
入り口で「花子さーん、遊びましょう!」と言うと、いきなり個室の1つのドアが開いて、黒い影みたいなのが飛び出してきた

トイレは無人だったはず
アレは何なのか今でも時折思い出す子どもの頃の唯一の心霊体験談です

165: クエッション 2019/09/03(火) 16:46:06.16
誰も居なさそうなんで適当に隙を狙って書いとく、知り合いが見てたら一発で判る程度にはマジ

166: クエッション 2019/09/03(火) 16:53:23.68
母親の話

塩釜トンネルを通って釣りに行く→霊を3体連れて帰ってしまう(顔半部の女の霊、手足バラバラの男女の霊)
母親が憑かれて霊と話合ってなんとか帰ってもらう→数年前母親が亡くなった

167: クエッション 2019/09/03(火) 17:39:46.67
( ;∀;)イイハナシダナー

211: クエッション 2019/09/05(木) 02:45:34.07
先日思い立って登山用品を買いました。
無趣味も長年寝かせると極端に働くようです。
とは言え私が山に興味を持ったのは最近の事ではありません。
それはそれ、暫く胸に秘めておいたのですが。
以下は数年前、投稿用に書き貯めていたものです。


地元には標高の低いありふれた山があって、中腹には高台があって夜景を望める。アスファルトで舗装された広場はちょっとしたデートスポットになってる。
その脇の山頂に伸びる道には地肌が覗ける。

電波塔に用のある人間によって踏み均されたものらしく、まばらな地面は人通りの少ない証拠でもあった。学生時分の冒険心をくすぐるものだった。
友人Aと連れだって自転車で出発した。

彼をよく知る仲間の間では軽率(というかアホ)な男として周知されていたが、一方で沖縄人と米兵の間の子のようなハッキリした顔立ちをしていて女子人気が高い。精進言って妬ましい感情もある。なんであいつが。

元気いっぱいだった我々は自転車の重いペダルをまわして、程なく中腹のデートスポットに到着する。
適当な場所に駐車をし草木の茂った小道へ向かう。


やたら大きく錆びた銀色の柵は開いままで、その事は俺が事前に知ってた。
生命力に溢れた森、と言うよりは退廃的な雰囲気が漂ってた。季節は秋。枝や葉が散らかってる。
ただ人の棄てたゴミの類いは見当たらなかったと思う。


勾配は緩く一本道。
ズンズン進む間、俺達は軽口を叩きあってたが何を話したかは覚えてない。
せいぜい往復一時間と踏んで16時くらいに登り始めたんだけど、気が付くと辺りが暗くなってる。バカ丸出しだけど、引き返すという発想は無かった。


知らない人も居るだろうが街頭のない夜は本当に暗い!
木々で遮られて月明かりもない。曇りだったかもしれない。
ライトはなし。当時携帯なんて持ってないから枝を投げて音の具合を確かめて進んだ。

212: クエッション 2019/09/05(木) 02:53:09.57
崖に近い箇所を何度か確認した。そうとう無謀を今になって呆れる。?
A「ここでどっちかが狂ったら怖いよな」
おいおい辞めろよと小突きつつ想像すると鳥肌が立つ。?

街では味わったことのない雰囲気に呑まれて、お互いビビっていた。キリのいい所までと暗黙の了解を交わしていた。

運のいい事に(悪いのか?)電波塔に到着すると、周辺が開けている。中腹のデートスポットとは比較にならない美しい夜景に心がリフレッシュした。もうしばらく進もうということになった。

山頂までそう遠くない道のりに思えた事もあった。何せ低い山なので。
一本道、相変わらず黒に近い闇の中、枝や小石を投げつつ進む。
電波塔を過ぎても地肌が見えていた事が不思議だった。
どんくらい経ったか覚えてないけど、冷静に考えればせいぜい一時間そこらだろう。

これ上れんのか?と声をあげた程の垂直に近い、土の壁が現れる。
肩車の下になった俺の手を引き上げるAが「ファイト」「一発」と自分で呼び掛け自分で応じてた。

眼前に、ぽっかりと穴が空いている。
道幅が極端に狭まって、木々の落とす影がそう見せたんだろうが、初めて本物の黒色を見た気がした。
『これはいけない』という予感が走った。体と心が強烈な拒否を示した。

隣を見やるとAが居ない。直後に背後でズダンと音が響いた。
垂直の壁から落下したようだ。
上から声をかけると、激しく痙攣している姿が見えた。

縁に手をかけ、ぶらさがり降りる。
テンカン持ちの同級生を知ってたんで、何か噛ませる物は無いかとポケットを探ったが何もない。Aは呼び掛けに応じないが、次第に痙攣の間隔が狭まっている。

仰向けで倒れた胸をバシバシ叩くと、すくっ!と立ち上がった。けっこう極端な動作だったんで呆気にとられている俺に「さっさと帰ろう」とクールにいい放つA。
こいつやっぱ変わってんなと心の中で呟く。怪我はないとのことだった。

行き同じく下山する。遥かに早い時間で中腹に出る。そっから長い坂道を自転車で滑降。行きと同じく軽口を叩きあい、家路に着くべく別れた。

213: クエッション 2019/09/05(木) 02:54:27.32
それから数か月後になって、浮かれた様子で「あの山の事なんだけど」と声をかけてきた。
A「山頂付近で人間の身体の一部が見つかった。俺らが引き返した場所に黄色いテープが貼られてる映像をニュースで観た」
俺は適当に返事して流した。
Aの性格は周知だったので。

ただまぁ仮に人を殺したら、あそこに埋めるなりすれば高飛びの時間は稼げるかなと、そんくらいの妄想を膨らませる程度には信憑性がある。凝った嘘だとほくそえんだ。

しばらくしてAは登校拒否を起こした。
苛められるようなキャラではない。特に貧しい家庭でもないはず。仲間とA宅に伺うと「会わせられない」の一点張り。

仲間は首をかしげたが、俺は解る気がしていた。
あの壁の先の暗闇を目にしてからと言うものの、何事もやる気が起きない。
なんか全てが無意味と言うか、どうせ何も無くなるんだって感情に囚われてた。??

その事を親に相談すると、塩をばらまかれてお払いに連れてかれた。神社で木の棒に白い紙のヒラヒラが連なった物を頭上で振るわれて、綺麗だなぁって思った。酒を飲まされて、間延びした唄を聞かされた。

以降はスッキリって程じゃないが『それはそれ』という感覚を得た。神主?と親の会話を盗み聞きしたが、気持ちの問題だろうとの事だった。


先日、約二十年後しにAを見かけた。
多分あれはAだと思う。髪はボサボサ、服も靴も泥まみれで急かされるように歩いて行った。
Aは山に通ってるんじゃないかと思う。
かくいう俺も、あの暗い穴の先が気になっている。

頭にこびりついて離れない。身体を震わすAの顔は笑っていた。仮にあの日、俺一人で登っていればどうなっていただろう。思い起こす度に歯噛みしている

214: クエッション 2019/09/05(木) 03:07:30.08
ドタバタだったので文章がおかしい部分があります。
ご了承下さい。

私は今から山に向かいます。
運が良ければ朝日が拝めるかもしれない。
長文失礼いたしました。

233: クエッション 2019/09/07(土) 02:05:34.63
変な流れなんで
いっちょじったいけんを語ったるわ!
書きためてないけど深夜だからいいよね

235: クエッション 2019/09/07(土) 02:27:44.03
うちは母子家庭で弟と二人兄弟
離婚後、引っ越 古くてしょぼい一軒家に越す

ここで色々あった
ドアの音と廊下を歩く音がしたので覗くと誰もいないは頻繁
家を離れるとなおる謎の奇病や
窓ガラスに無数の手
ド直球にすーっと去っていく男の幽霊を見たこともあった
バレるんで詳細書かないが心霊関係なく不吉な事もいくらかあった

母親はバカみたいに働いてたんでほぼ家を空けてる
疲れてるからだろうけど夜中寝てるのにふらふら歩き出すような事はあったけど自覚ないらしい
弟もなんか見たとか体験したとか言ってたけど嘘ぽい

日頃から俺はこの家こわいと母に話してた
だからってわけじゃないだろうが小中まで住んでた家から遠くに引っ越した

引っ越し先はマンションで何も起こらなかった
でもそれまで染み付いた心霊への恐怖みたいなものがあって、たまに一人でいると恐怖で身動きがとれないような事があった

もう1レスくらい続く

236: クエッション 2019/09/07(土) 02:42:55.75
ちなみにだけど前の家は映画の呪怨ってあったろ
住んでた家はもっとしょぼいんだけど、雰囲気は近いなと思った
今の俺はホラー好きだけど幽霊系は無理 呪怨はぜんぜんこわくなかった
あれで怖がるやつはほんとの恐怖を分かってない

金縛りにあうようになった
数回は自力でといた これが凄い快感
なめんな!て感じで無理くり振り払うみたいな
怖かったけど 何か見えるんじゃないか。みたいな妄想の怖さだろうってのは冷静に分析してた
オバケはいるかもしれないって思ってたけどオカルトマニアってわけでもなく健全な学生だったはず

そっから期間あくのか忘れたけど寝ようとすると殺されるという確信を抱くようになった
足元から黒いモヤがやってきて魂を引き抜かれる映像が浮かんで
マジで寝れなかった 当時は誰にも言わなかったけど
泣くとかじゃなくて死にたくないって気持ちだった
それでもずっと戦ってると気絶みたいに寝てて気が付いたら朝みたいな

ほんでしばらくして無くなった。きっかけとかわからない
この話のオチは、母親がちょっと前の話なんだけど。って話してきたのが同じ体験だった
黒いモヤのやつ。実際にそういう目に遭ったら驚くとかないんだぞ
あーあなたもですかみたいな感じ

その後もちょっとしたのあるけど
今はなんともない 正直、引っ越しやらなんやらのストレスで病んでたんだと思う

表現とかいじってるけど、ほんとの話だぞ

251: クエッション 2019/09/07(土) 23:51:50.49
自分が小学生だった時の話です。
うちの親はアホだから小学生の私と弟を連れて夜遅くまでゲーセンで遊ばせて、外食して深夜に自転車を使って帰るっていうことを週に何度もしていました。
当時はそれが普通で特に疑問に思っていませんでしたが、ほんとアホだと思う。
いつも深夜に自転車で自宅まで帰る途中に、必ず通る路地裏?狭い道があって変にカーブがあってカーブミラーもついている道でした。
車は通れない道です。
いつものように帰りが深夜の1時かそのくらいの時間にその道を競うように弟と自転車を走らせて通ろうした時でした。
カーブミラーにおばあちゃんが写っており、そのおばあちゃんがその角の家の門の前に立っていることが分かりました。
カーブを曲がる時ミラーで見た通り、おばあちゃんがやはり家の門の前に立っていました。
ただおばあちゃんは俯き気味で、手には鎌を握っていました。
いつもならこの時間にこの道にそもそも人も自転車も通らないような、街頭もない暗い道です。
不自然だな、と思って静かに弟と通り過ぎて、弟にも「あのおばあちゃん変だね。家に入れてもらえないのかな?」と聞いたら弟も「気持ち悪かったよね」と答えていました。
次の日もまた同じように、その道を通るとやはりおばあちゃんが鎌を持って門の前に立っていました。
弟に「おばあちゃんまたいたね」と言うと、今度は弟は「いなかったよ」と言いました。
それから三日か、四日後にまた深夜にその道を通るとおばあちゃんは門の中のドアの前に鎌を持って立っていました。カーブミラーでは誰にもいないように見えたので驚いて「わっ!」っと声を出しながら通り過ぎました。
その時は母も一緒に通ったので母に「おばあちゃん門の中にいたよね。なんでいつもこの時間に外にいるんだろうね?」と聞くと母は見てないよ、と言いました。
弟にも聞きましたが、いなかったと言われました。
それから一週間ほど、その道を通ることがなかったのですが、また通ると角の家に喪中の紙が貼られていました。
誰かが亡くなったんだな、と分かると同時に、もしかしたらあのおばあちゃんは死神だったのではないかと考えるようになりました。
鎌を持ったおばあちゃんは、それから見ていません。

256: クエッション 2019/09/08(日) 00:22:26.70
>>251
いい話

301: クエッション 2019/09/10(火) 16:38:24.18
信じてもらえないけど、今なうで不思議な経験して。
共感や、経験ある人いないか知りたくて掲示板探してここにきました。

今電車に乗っていて、ついさっき私は椅子に座ってる状態で
電車が駅に停車して目の前にメガネ男子が階段から走って入ってきたんです。
で、それをチラッと見て携帯いじってたら、数分後、また電車が駅に着いて停車しました。
で、電車のドアが開いてチラッと見たら、また同じメガネの男性が階段から走って乗って来たんです!
ドア開いた瞬間にチラ見したから、同じ人物が急いで走ってまた帰ってきて、とやった訳ではないはずです!

で、更に、自分が乗り換え駅で降りて歩いてる時にハゲ親父がすれ違うのをチラッと見たんですが、その数秒後、また同じハゲ親父がすれ違ったんです!

自分だけが未来予知?または時間を遡ってる、または未来に一瞬意識が行ってたんじゃないか、って疑い始めて、びびってます。

同じ経験をされた方はいませんか?
またこういう手のことに詳しい方がいたら意見を聞きたいです。

因みに、学生時代には一時期予知夢を見ていて、ただ、疲れて脳が錯覚してただけだろうと思っていたのですが、
予知夢くさい夢をふざけて日記に書いていたら必ず1カ月後にその夢のことが起こる、というデジャヴはありました。
それがなくなってからは何もなかったのに、今回初めてな経験をしてびっくりしています。

303: クエッション 2019/09/10(火) 19:12:59.85
チラッと見ただけの他人を絶対確実に同じ人間だと断言出来る程君の目と脳みそは優秀なのかね
同じように見えたけどよく似た他人かな、と疑うことをしない君が怖い

304: クエッション 2019/09/10(火) 19:35:53.82
お、お、おじさんなんかなあ、
48や坂の女の子たち、同じ顔に見えるんだぞ

305: クエッション 2019/09/10(火) 20:11:45.75
LOTOを当て続けたなら予知を名乗って良い

341: クエッション 2019/09/14(土) 02:28:33.72
野神神社

北岸堰のやや東にある、野神神社もまた、水神がまつられた社ですが、この神社には悲劇ともいえる逸話が残されています。

このあたりは、その昔「黒土手」という堤防がありました。しかし、現在にみられるような強固な堤防ではなかったため、まわりの村は度々洪水の被害に悩まされていました。
1700年にこの地を襲った大洪水では、家や家畜、農地など一切を流されてしまいます。
農民たちの苦しみは頂点に達したのでしょう。
村人が出した結論は、「那賀川(なかがわ)を治めるためには、人柱を立てて水神さまの怒りを鎮める以外に方法なし」というものでした。
村中に人柱のお触れが出されますが、その役を買って出る人はなかなかあらわれません。
困った村人は、村を通りかかりお遍路(へんろ)姿の女性を説得します。
女性は村民の苦しみに共感したのでしょう。人柱の役を自ら買って出て、川へと沈みました。
村人や女性の願いが天に通じたのか、その後、度重なる洪水にも黒土手が切れることはなかったといいます。

約250年後の昭和24年(1949年)、那賀川南岸用水の幹線水路工事の際、黒土手のあたりから人骨が発見されています。
一説には役人や村の代表が人柱になったともいわれているため、発見された人骨がお遍路姿の女性のものかは定かではありません。
しかし、いずれにせよこの発見で、伝説として語り継がれてきた話が実話であったことが明らかとなりました。

342: クエッション 2019/09/14(土) 02:34:59.48
迷信を信じて実際には役にも立たない事に命を落とした人達ってかわいそうな事だなあ

389: クエッション 2019/09/17(火) 02:05:15.59
近所の神社の神輿だが
ルートが決まってなくて神輿の意思で動く
というかそっちの方向には
ガンとして動かない動く方向にしか動かない
という謎のコックリさん状態なので
踏切で動かなくなったりすると
死人が出る可能性がある
幸い単線しかないんでまだ誰も死んでない

396: クエッション 2019/09/17(火) 03:25:00.53
>>389がすごい面白いんだけど
詳細教えてくれよ
何の神様?

401: クエッション 2019/09/18(水) 00:45:54.13
>>396
崇道神社?

403: クエッション 2019/09/18(水) 03:49:26.35
>>401
おお、ありがとう
調べたけどそのようだね
映像も見たけど担ぐ人の話なんかないもんかねぇ

390: クエッション 2019/09/17(火) 02:16:35.81
小学6年の夏休み頃奈良の田舎に帰ったときのこと

地元の子供Aと何となく苔むした仏像の苔を剥がした

次の日Aが死んだ

その晩夢を見た

人々の長い行列に俺も並んで立っている
むこうから黒い服を着た人が並んでいる人に話しかけている

俺の番に来たときに黒服の男は俺の顔を見上げて一言

36歳と言った

そのことは忘れかけていたが先日また同じ夢をみた

長い行列を並んでいると黒服の男は俺に

あと10日

と言った

なんなんだろう?俺死ぬのかな?
36にもうなってるけど後10日って言われてから3日たってる

同じ体験してる人とか手がかりある人いないかな?

先日見た夢、何となく黒服の男はAに見えた

引用元:http://mao.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1566820423/



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